YouTubeのサムネイルってどう作ればいい?上手に作るコツと勉強方法を解説

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YouTubeの伸ばし方を調べると「サムネイルがめちゃくちゃ大事!」と書かれているのを目にすることが多いはず。実際サムネイルはとても重要なんですが、なぜサムネイルが大事なのかをちゃんと理解している人ってかなり少ない印象です。

クオリティの高いサムネイルが山ほどある中、適当に作ったサムネイルはほとんどクリックされません。

今回はどういったサムネイルを作ればクリックされやすいのかや、クオリティの高いサムネイルを作るコツ、私が良いサムネイルを作るために行っている勉強方法をご紹介します。

目次

YouTubeでサムネイルが超重要な理由

YouTubeには数え切れないほどの動画がアップロードされており、その中で注目を引くためには、サムネイルが重要な役割を果たします。

まずはサムネイルがなぜ重要なのかをしっかり理解しておきましょう。

一番最初に視聴者の目に入る

視聴者がYouTubeで動画を探すとき、最初に目にするのはサムネイルです。だからこそ、その最初のインプレッションが非常に重要となります。

分かりやすく、見やすいサムネイルは、視聴者が動画をクリックする動機づけになります。逆に分かりにくく、見づらいサムネイルでは視聴者はその動画を見ようとは思わないでしょう。

あきかぜ

サムネイルだけで見る動画を判断している人も多いはず

例えば、飲食店が二つ並んでいるとしましょう。片方の飲食店の看板はボロボロで、もう片方は新品のようにきれいだった場合、あなたならどちらの飲食店に入ろうと思うでしょうか。

ほとんどの方はきれいな看板の店に入ろうと思いますよね?もちろん、出てくる料理の質はあまり変わらないかもしれません。むしろ、ボロボロの看板の店の方が美味しいということも十分にあり得るでしょうが、きれいな看板のお店の方が人を引き付ける力が強いです。

それと同じように、YouTubeの視聴者もたくさんの動画の中からサムネイルが目を引く動画を選びます。サムネイルが悪ければ、いかに中身がよくても動画は伸びにくくなってしまいます。

あきかぜ

サムネイルが悪いとせっかく作った動画が再生されません。

クリック率がYouTubeに評価される

YouTubeではサムネイルが何%クリックされたかを測定しています。YouTubeのアナリティクスを見ると、チャンネル全体や動画ごとにクリック率を見ることができるので、是非確認してみてください。

このクリック率はYouTubeに評価され、クリック率が良ければいろんな人のおすすめに載せてくれやすくなります。つまり、動画の再生数を伸ばすチャンスを貰えるということですね。

まぁ実際はクリック率だけではないんですが、クリック率も重要な要素の一つだということは覚えておいてください。

サムネイルを作るときのコツ

ここまででサムネイルが重要だということは理解してもらえたと思いますが

じゃあどんなサムネイルを作ればいいの?

となる方がほとんどでしょう。

ここでは私が普段サムネイルを作る上で意識していることを紹介していきます。ここで紹介することを意識するだけでサムネイルが何倍も良くなるので、是非参考にしてみてください。

テキストはできる限り少なく

まず、テキストはできる限り減らしましょう。できれば10文字以内、多くても15文字が限度だと思います。

サムネイルのよくある失敗として「あれもこれも情報を詰め込もうとする」というものがあります。

見て欲しい場所がいっぱいあるから、そのことをサムネイルに書いておこう

という気持ちは分かりますが、そもそも視聴者はサムネイルの文字をほとんど読んでくれません。涙を呑んで本当に大事な情報だけに削りましょう。

どういう情報を入れておけばいいの?

こう思う方も多いでしょう。正直なところ「動画の内容による」としか言えないのですが、視聴者の目線になって考えてみるのも一つの方法です。

あなたのことを全く知らない視聴者がそのサムネイルを見て「この動画を見たい」と思えるかを考えてみてください。

テキストのフォントと色

適当にしがちなテキストのフォントと色。ですがこれも超重要です。フォントはサムネイルの雰囲気を良くしてくれますし、テキストの色によって目立ち方や印象が変わってきます。

まぁ文章だけで言われても分かりにくいと思うので、実際に2つの画像を作ってみました。

一つは細めのフォントに白文字、黒色の縁を付けた画像。もう一つは太いゴシック体に赤文字、さらに白と赤の縁を付けた画像です。

見ての通り、目立ち方やテキストから受ける印象が全く違うのが分かると思います。今までフォントや色を適当に考えていた方は、この2つを意識してみると大きく変わるはずです。

フォントって何使えばいい?

って方は、とりあえず「Noto Sans JP」か「ラノベPOP」がおすすめ。どちらも癖が少なくて万能なフォントです。(ちなみに、赤文字の方のフォントがNoto Sans JP)

Noto Sans JP

ラノベPOP

また、色に関しても、まずは白・黒・赤・黄色辺りから使い始めてみると良いでしょう。この4色だけでも十分魅力的なサムネイルは作れます。

無駄な装飾を入れない

「とにかく目立たせればいいんでしょ?」的なノリで、やたらとうるさいサムネイルをたまに見かけます。ですがそういったサムネイルはNG。無駄な装飾は入れないように心がけましょう。

画像の装飾

この集中線なんのために付いてるんだろ・・・。となるようなサムネイルを結構見かけます。画像の装飾は効果的に使えばとても強力ですが、適当に使うと邪魔にしかなりません。

不要な装飾を画像に付けていないか、なんのためにその装飾を付けるのかをしっかりと考えましょう。

例えば集中線は、視聴者に見せたい対象に視線を誘導するような使い方が基本。適当に使っても邪魔と感じることが多いです。

また、特定の場所を目立たせたいならぼかしを使うのも良いと思います。画面がうるさくならないので、テキストなども自然に重ねられます。

テキストの装飾

カラフルなテキスト、止めましょう。

テキストがレインボーになっているサムネイルも結構見かけますし、色々な色のテキストが大量に置かれているサムネイルも見かけます。ですが、これもサムネイルが見にくくなるだけなので止めておきましょう。

白・黒・赤・黄色だけでも十分魅力的なサムネイルは作れます。カラフルなテキストはこれらの色を使いこなせるようになってからでも遅くありません。

無駄に文字を傾けるのもNG。せっかくのテキストが読みにくくなってしまいます。

狙いがあって傾けるのはもちろんOKです。うまく使えば統一感を損なわずにテキストにインパクトを出せます。

サムネイルの勉強方法

サムネイルは一朝一夕でうまく作れるものではありません。ベストなサムネイルは動画のジャンルや動画の内容によっても変わるため、自分で試行錯誤していく必要があります。

とはいっても、がむしゃらに作ればサムネイルが上手くなるのかと言われればそういうものでもないでしょう。ここでは私がサムネイルをどうやって勉強しているのかを紹介していきます。

とにかく動画を作る

まずは、とにかくたくさんの動画を作ることです。動画の数だけ実際にサムネイルを作らなければいけないため、実戦的な経験を積むことができます。

また、自分のチャンネルのデータが集まっていくのも重要なポイント。自分のチャンネルの視聴者層にはどんなサムネイルの受けが良くて、どんなサムネイルの受けが悪いのかを数値で見ることができるようになります。

まだ数本しか動画を作っていないという方は、まずは20本くらいを目指して動画を作ってみましょう。

あきかぜ

もちろん、一つ一つ考えてサムネイルを作る必要があります

他のチャンネルのサムネイルを添削する

個人的にかなりおすすめの勉強方法。YouTubeでいろんな人のサムネイルを見て、そのサムネイルを添削していきます。

  • そのサムネイルを良いと思ったか、悪いと思ったか
  • なぜそう思ったのか
  • 自分ならどんなサムネイルを作るか

全てのサムネイルについて、これらのポイントを考えていきましょう。

また、そのままYouTubeを使うと自分の趣味に合った動画や、YouTubeがおすすめしたい動画ばかりが出てきてあまり参考になりません。以下の手順でYouTubeで検索をかけて、いろいろなチャンネルのサムネイルを見ていくのがおすすめです。

  • シークレットウィンドウでYouTubeを開く
  • 適当な言葉で検索をする(「ゆっくり実況」など)
  • フィルタでアップロード日を「今日」、並べ替えを「アップロード日」に変える

これで初心者の方が作った動画から有名な方が作った動画まで、いろいろな再生数の動画が並ぶようになります。

登録者が多いチャンネルのマネをするのはNG

登録者が多い人のチャンネルのサムネイルをマネすれば自分の動画も再生数が伸びると勘違いしている人がいますが、それは大きな間違いです。

なぜなら、そのチャンネルにはすでに多くのファンが付いているからです。ファンはサムネイルが多少雑でもその人の動画を見てくれます。自分のチャンネルで似たようなサムネの動画を出したとしても、伸びる保証はどこにもありません。

サムネイルのクリック率って何%あればいい?

サムネイルのクリック率、何%くらいあればいいんだろうって気になりますよね?私も最初のころは結構気にしていました。

ですが、これには明確な答えがありません。なぜならジャンルによって平均的なクリック率は上下するし、再生数によっても平均的なクリック率は上下するからです。

ジャンルによってクリック率は変わる

私はマインクラフトというゲームの、MODの紹介動画を作っています。かなりニッチなジャンルです。

基本的にニッチなジャンルになるほどクリック率は低くなっていきます。YouTubeを使っているユーザーのほとんどに需要がないので当然と言えるでしょう。

ちなみに、私のチャンネルの平均クリック率は5.1%です。ニッチなジャンルの割にはそれなりにあると思っています。

再生数によってクリック率は変わる

基本的に、再生数が多くなればなるほど、クリック率は低くなっていきます。

これは再生数が少ないうちは、普段見てくれているユーザーなどの「ある程度興味があるだろう」というユーザーに向けて動画がおすすめ表示されるからです。動画への意欲が高いため、クリック率も高くなります。

動画が伸び始めると、YouTubeは「ワンチャン興味あるかも」というユーザーにもおすすめ表示するようになります。当然、視聴の意欲が低くなるため、クリック率も下がっていきます。

私の動画のクリック率を見ても、最初は10%以上あることがほとんどですが、次第に5%前後に落ち着いていきます。

まとめ:YouTubeのサムネイルは面倒くさい

この記事を読んで「サムネイルって分からないことだらけだし面倒・・・」と思った方も少なくないでしょう。

そうなんです。サムネイルって結構面倒くさいんです。ただ、サムネイル一つで動画の伸びが決まると言っても過言ではないため、いくら面倒でも手を抜いてはいけません。

YouTubeをやっている方の中には「こういうサムネイルを作ればOK!」といった、サムネイルの正解を求める人がいますが、そもそもサムネイルに正解なんてないんですよね。

今回の記事では私がサムネイルを作るときに考えていることや勉強方法などをまとめましたが、結構初心者向けの内容のため、物足りなさを感じる方もいたかもしれません。

ただ、今回のような基本的な部分ができていないサムネイルを多く見かけたので「こういったことを伝える記事も必要だろう」と思い、今回の記事を作りました。この記事が初心者YouTuberの助けに少しでもなればうれしいです。

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