A.I.VOICE2は買い替えるべき?旧A.I.VOICEユーザーがA.I.VOICE2を2週間使った本音

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A.I.VOICE2の発売から既に2年以上。初期の頃は未実装の機能・不具合も多く購入するのを尻込みしていましたが、ようやく購入したので実際に使ってみた感想をまとめていきます。

バージョンは2.13.0。大体2週間の間、毎日3時間くらいは触ったと思います。A.I.VOICE2を買おうか悩んでいる・旧版のA.I.VOICEから乗り換えようか悩んでいる方は是非参考にしてみてください。

目次

A.I.VOICE2で良くなった部分

A.I.VOICEの後継ということもあり、進化した部分がいくつかあるのでまずはそれを見ていきましょう。

音声の質の向上

まず、作成できる音声の品質がかなり向上しています。旧版のA.I.VOICEと聞き比べると一目瞭然です。

A.I.VOICE

A.I.VOICE:琴葉葵

A.I.VOICE2

A.I.VOICE2:琴葉葵

全体的に合成音声特有の機械っぽさが取れて、自然な音声になっているのが分かると思います。もちろんキャラによって差はありますが、音質の良さはVOICEPEAKにも引けを取らないレベルになったと言えるでしょう。

調声がよりスムーズにできるようになった

音声合成ソフトで音声を作るときにはアクセントを調節したり、感情をセリフに合わせて変更したりといった調声を行います。A.I.VOICE2ではこの調声の作業がスムーズに行えるようになり、全体的にストレスが減りました。

まず、ポーズの調整・アクセントの分割と結合がクリックで行えるように。A.I.VOICEシリーズでは文章に合わせて自動でポーズが追加されますが、動画のテンポが悪くなるため不要なポーズを削除することが多いです。

旧版では右クリック→ポーズを削除という操作が必要でしたが、それがクリックで行えるようになり、操作の手間がかなり減りました。

アクセントの調整も同じで、ノードをクリックをするだけでアクセントを変更することができます。音声合成ソフトのメイン部分である音声の調声がストレスフリーになったのはとても良い部分だと感じました。

調声の幅が広がった

A.I.VOICE2ではより自由に音声を作ることができるようになりました。

まず、音量や話速のパラメーターがモーラ単位(ノード単位)で行えるように。これにより、より細かく自分の理想の音声を追求することができるようになりました。

モーラ単位の操作はデフォルトでは行えず、アプリケーション設定の「音声効果の編集単位」をモーラに変更する必要があります。モーラ単位の編集をやってみたいという方は設定を変更しておきましょう。

また、音量や話速と同様に感情のパラメーターも弄ることができるようになりました。文章の一部分だけ喜んでいるような音声が作れる、ということですね。

旧版で同じような音声を作ろうとすれば「文章を分けて編集で違和感のないようにつなげる」みたいなことをしなければいけなかったので、地味にうれしい変更です。

A.I.VOICE2で悪くなった部分

前述の通り、A.I.VOICE2では使い勝手が向上しましたが、不満に感じる部分もあります。ここでは個人的にA.I.VOICE2で悪くなったと思う部分について触れていきます。

未だに動作が安定しない

A.I.VOICE2はリリースノートからも分かるように、アップデートを重ねて動作の安定性の向上に努めています。発売当初よりも使いやすくなったという声は耳にしますが、個人的にはまだまだ不安定な部分がある、と感じています。

特に気になるのが、音声を視聴するときの音量が稀に小さくなる不具合。これが自分の環境だけなのか、他の方も遭遇しているのかは分かりませんが、音声を作っていると突然音量が小さくなったり、ふとした瞬間に元に戻ったりすることがあります。

他のソフトでは遭遇したことが無いのでソフト側の問題なのは明確。発生条件がよくわからないが故に、ストレスを感じながら作業を進めることもありました。

キャラによってはイントネーションが不自然になる場合がある

A.I.VOICEよりもイントネーションが自然になり棒読み感も減りましたが、その影響でイントネーションが不自然に上ずるような場面が何度かありました。

例えばゆかりさんに「対戦よろしくお願いします」という文章を読ませると、「おね」の部分がかなり上ずってしまいます。

「対戦よろしくお願いします」読ませた音声

A.I.VOICE2:結月ゆかり

琴葉姉妹では不自然さはなかったので、A.I.VOICE2というよりは「A.I.VOICE2 結月ゆかり」の悪い点、と言うべきかもしれませんが、キャラによっては抑揚のある話し方が悪い方向に働くことがあるということは頭に入れておきましょう。ゆかりさんと琴葉姉妹以外のキャラクターは試せていないので何とも言えませんが・・・。

ちなみに、「よろしく」と「お願いします」でアクセントを分ける、または抑揚を下げることである程度自然なイントネーションに直すことができます。「妙に音が高いな・・・」と感じたときには試してみてください。

抑揚を下げると自然になる

A.I.VOICE2:結月ゆかり

単語登録・フレーズ登録が不便

A.I.VOICEの時は画面の下側に「単語編集」タブがあり、ここから単語の辞書登録を行うことができましたが、A.I.VOICE2ではそれが削除されました。

フレーズの登録も同様で、フレーズ編集の場所ではできなくなっています。

A.I.VOICE2の単語登録・フレーズ登録は左上にあるアイコンからできるのですが、これが地味に手間。ゲーム関連の動画を作るときなんかはアイテム名やら敵キャラ名やらで単語登録の頻度も多いので、一度だけでいいとは言えかなりダルかったです。

また、A.I.VOICE2では単語登録しても既に入力した文章には反映されません。読み方が違う単語があったときに「この単語は今後も使いそうだから登録しておこうかな」と単語登録を行うことはよくあると思います。

ですが既に入力してある文章には登録内容が反映されないため

  • 文章中の単語の読み方とアクセントを手動で直す
  • 文章を一度削除してから再び入力し、文章の解析を行わせる

このいずれかの方法で読み方を正す必要があるわけです。

特に解説動画のように最初に台本を作ってしまう形式の場合は、同じ単語が使われている他の文章に対しても同じ作業を行う必要性が出てきます。

私の場合は後者の作業をマウスのマクロ機能を使ってワンボタンで出来るように設定したので大した問題にはなりませんでしたが、それができない環境の方は作業効率が悪くなる可能性があります。

A.I.VOICEから乗り換える必要はある?

音質の向上に魅力を感じるなら乗り換える価値ありというのが個人的な感想です。早口で喋らせても十分聞き取れる音質になっており、旧版よりもいろいろな動画を作ることができるようになっています。

また、音質が良くなればキャラが何を喋っているのかが分かりやすくなるため、動画全体の質も向上します。動画の質が上がれば視聴時間が増え、それがYouTubeで評価され多くの人におすすめされる・・・というような好循環も期待できるでしょう。

ちなみに、A.I.VOICE2のエディターでは旧版で購入したキャラも使うことができるようになっています。

スムーズに調声が行える点に魅力を感じる、という方はとりあえず2のエディターだけでもインストールしてみると良いと思います。

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